記憶が失くなる前に

メンヘラ推奨派

恋と世界征服

「ん…」

暗い世界から目を開けると、そこは見慣れない場所だった。
黒いカーテン、ムード漂うランプ。
枕元には調節器がある。

「(またやっちゃったよー…)」

隣には少し明るい髪色の男。

「(誰だコイツ。)」


そう疑問に思いつつも下着を手にとって身支度を始める私。
カーテンを開けると眩しい朝の光が私を照らす。

「…世界征服」



今日も私の1日が始まる。